July 06, 2011
人間だもの
私たちの周囲には「物」が溢れています。
文明の進化によって利便性の高い商品がたくさん生まれ、私たちの生活はとても豊かなものになっています。
ありがたいことです。
先人たちに感謝ですね。
で、この見渡す限りの便利な「物」の数々は誰が創り出したかといえば、もちろん「人」です。
いや、工場にある機械だ! 産業ロボットだ! ってのはナシですよ。
ま、としてもそもそも、その機械自体は「人」がつくっていますし。
「物」は発想や発明という思考が物体化したものです。
ということは、物体化する前、その存在はどこにあったかと言えば、「人」の頭の中にあったということができるわけです。
ですから、世の中の「人」に関わるすべての現象は、ナポレオンヒル大先生曰く、すでに、
〜思考によって現実化している〜
ということになります。
「人」を「人」として見る、「人」を「物」として見る、箱の話はこれらの見方を教えてくれますが、「人」を「物」として見てしまうのは、ある意味仕方ないことなのかもしれません。
元々、「物」が「人」の思考に依拠しているからです。
しかし、当たり前のことですが、物には「心」がありません。
つまり、形骸化されたものです。
では、動物はどうでしょうか?
動物にも心はありますよね。
では人間と動物の違いはどこにあるのでしょうか?
人間以外の動物を「畜生」なんて言ったりしますが、その場合、良い意味では使われません。
仏教の六道に、人間における迷いのステージで、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道なんてのがあったりしますが、畜生道にいる人は、人を常に憎んだり、ののしったり、怒りや失望に支配されている状態であったりします。
ということは、このような状態ではない人を「人間」というわけで、畜生にならないために必要なものを理解している必要があります。
畜生にならないために人間だけに与えられた権利は何だと思いますか?
それは、「感謝」です。
「感謝」を、「しなければならないこと」だと考えている人は実は勘違いしています。
なぜならば、「感謝」は人間だけに与えられた特権だからです。
この権利を使うも使わないのもそれぞれの自由です。
人と人の間に生きられる人こそが人間。
しかし、つながりの中でしか生きられないのが人間。
私はこの権利をフルに活用していきたいと思います。
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