September 20, 2010

己を知る

 

無知であることは罪か?

 

知らないことは悪い事なのだろうか?

 

 

子供は知らないことだらけ。

 

だから毎日多くのことを知ることができて楽しそう。

 

そして、知らないからこそ大胆だ。

 

余計なしがらみや、体裁なく自由に行動する。

 

 

 

【無知の知】

 

ソクラテスさんはこう言った。

 

知らない事を知っていると言ってしまうよりも、知らない事は知らないと言える人のほうがおりこうさんなのだと。

 

もちろん、状況によっては、知りませんでした、では済まない事があるように、無知が罪とされる場合もあるだろう。

 

 

論語にも同じような意味の言葉がある。

 

【知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり】

 

要は、素直な人のほうがおりこうさんだということだ。

 

知識や情報は、知らないよりも、そりゃ知っていた方がいいよね。

 

でも、私は何でも知っているのだ、というような態度の人があなたの周りにいたらどうですか?

 

好き? 友達になりたい?

 

こういう人は自分は博識だと思っているわけだから、知らない知識があったとしても、きっと素直に知らないとは言えないだろうね。

 

プライドとか面子というやっかいなヤツだ。

 

知らないことを知らないと言える潔さはとても大事なことだ。

 

潔い人は謙虚でもある。

 

驕ってみても、威張ってみても、所詮、裸の王様。

 

謙虚な人は、それを知っている。 

 

自分が多くのことを知らないということを知っている。

 

 

自分の思考や行動を客観視して認識する能力をメタ認知能力と言うんだけど、どうやら欧米の教育と日本の教育の差はこのあたりにあるらしい。

 

メタ認知能力には、失敗などの負の経験をその後に活かす「自己フィードバック能力」、自分自身を客観的に見て評価する「自己評価能力」、自らの失敗を認めて訂正する「自己訂正能力」などがあるらしい。

 

それから、このメタ認知ができない人は、抽象的思考力や、創造的思考力が欠如していたりする。

 

簡単に言えば応用力がない。

 

お勉強ができるだけでは幸せにはなれない、成功できないという所以がここにある。

 

お勉強ができても、生きていく力に欠けている人はたくさんいる。

 

方や、勉強なんてできなくても、有名進学校なんて行っていなくても、スゲェ〜ヤツはいっぱいいる。

 

そういう人たちは、例外なく頭がやわらかい。

 

人の話を聴くし、素直な人も多い。

 

行動力があるし、知恵を持っている。

 

メタ認知能力に欠け、物事を一面性だけで捉えてしまうような人は、主観的で、自意識が過剰になり、また感情的にもなりやすい。

 

主観的、感情的になると、当然のことなんだけど、客観性を忘れてしまう。

 

先日、我が家の長男が39度〜40度の原因不明の高熱と下痢に見舞われ、そんな状態が5日ほど続き、大変だった。

 

病院で血液検査をすると、白血球の数値に異常が見られたという。

 

細い腕に注射針が刺さり、点滴をしてもらいながらぐったりする長男の写真が病院にいる嫁さんから写メで送られてきた。

 

それを見て、なんとも言えない悲しい気分になった。

 

白血球の数値の異常で、嫁さんが白血病の可能性を心配し始めた。

 

それを聞いた瞬間、私の中で良からぬ妄想が頭の中を駆け巡リ始めた。

 

最悪の状況になってしまったところまで妄想はエスカレートする。

 

ありえん。

 

そんなことはありえん。。。

 

かなりブルーな気分になりながら、弱った長男を見ると、急に愛おしく感じてしまう。

 

人間という動物は実に勝手なもので、何かを失わないと分らないことや気付かないことがたくさんある。

 

ご多聞にもれず、もはや長男は私の中で感謝の塊に変身していた。

 

生きているだけでありがとうだ。

 

生まれてくれたときはそうだったのに、今は叱ってばかりいる・・・

 

 

で、そんなときに、私の所属する某団体の会議に参加したときのこと。

 

ウチの長男坊がさ〜、白血球の数値が異常で、通常時の2倍もあるらしいからさ〜   白血病が心配だよ・・・

 

なんて具合に、私が、長男の状態を話題に出して、不安な心の内をしゃべった。

 

そしたら、ピシャリとこう言われた。

 

白血病って、白血球の数が減るんでしょ?

 

 

 

 

 

 

 

(・_・)ん?

 

 

 

 

 

 

 ・・・

 

 

 

 

 

 

(゚▽゚) !

 

 

 

 

 

そうなのだ!

 

 

 

 

 

そりゃそうだ。

 

 

知っていたつもりなんだけど、なぜか盲目のスイッチが入ってしまっていたようだ。

 

客観性を忘れて、感情的になると見えなくなることが多い。

 

 

 

 

 

【知の無知】

 

 

  か?



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この記事へのコメント

1. Posted by のりりん   September 20, 2010 22:26
息子さん、大変だったんだね。
その後大丈夫??

白血病は白血球が増えるケースも減るケースもあるみたいなので“無知”ではないよ〜。

とにもかくにもお大事に〜!
2. Posted by 伊藤   September 21, 2010 07:30
のりりんさん

コメントありがとうございます。

おかげさまで元気になりました

実は心配だったのでその後すぐに調べてみたのです。

子供向けにわかりやすいサイトがありました。
http://www.es-bureau.org/contents/leukemia/k_sub01.html

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