May 24, 2010

箱の外でカレー

 

先日名古屋で入った、とあるうどん屋さん。

 

その店のカウンターの座席ひとつ飛ばして隣に、私と同年代のサラリーマンが私の後に座った。

 

かなりの巨漢。

 

座席に腰掛けるだけでも息苦しそう。

 

ハーハーという息遣いとスーピーという怪奇音が聞こえてくる。

 

まだ肌寒い春先、すでに暑そう。

 

しかし、注文はどうやらカレーうどん。

 

おぉっと、そのチョイスは間違っていないかっ! オレでもざるそばだぞっ! と心配したけど、そんなこと大きなお世話だ。

 

もぉ〜、自分のざるそばより、お隣さんのカレーうどんが気になる、というよりも彼の存在がとても気になる。

 

凄まじい音を立ててうどんをすすり、すすったと思ったら、恐ろしいほどの行儀の悪さで、くっちゃくっちゃねっちゃねっちゃと音を立てながら食べている。

 

彼の辞書に食事のマナーなんて言葉は、まるでないだろう。

 

器用に、でかい右手に箸をヘンテコリンな持ち方で握り、左手でエロマンガ雑誌をペラペラとめくっている。

 

そして、やっぱり大量の汗と熱気。

 

なんという存在感! 

 

あんまりチラチラ見てはいかんと思いつつ、おそらく私だけではなく店内のみんなの注目を集めていたのではないかと思われる。

 

一見、営業マンのような風体だったけど、彼の成績はどんなだろ・・・

 

周囲の目を気にせず、堂々と我が道を行く彼の姿はジミーちゃんのような天性の箱の外に生きる人だったんではなかろうか・・・

 

きっと白いシャツにピンピンとカレーの汁が飛び散ってシミとか作ってるんだろうな、でも気にしてないんだろうな・・・ なんて勝手な想像をしてみつつ・・・。

 

青田さんと熱愛報道されている玉置さんも、ある種の箱の外の人だろうね・・・  自由すぎる・・・

 

で、その巨漢さんは、私が先に勘定をして出て行こうとしたときに、ガシャーンとコップの水をこぼして店員さんに迷惑をかけていた。

 

子供か・・・  

 

 

 

カレーうどんといえば豊橋カレーうどん。

 

びみょ〜や。  あまり評判は・・・

 

一応、食べ方なるものがあるようですが、巨漢の彼のように、細かい事には気にせず食べたいように食べましょう。

 

http://www.honokuni.or.jp/toyohashi/info/000015.html

 

カレーと、とろろと、ご飯と、うずら卵。

 

あたしゃー、それぞれ別々でよいです。

 

 

個人的には、知る人ぞ知る、とある超マイナーなうどん屋さんのカレーライスにはまっています。。。

 

なかなかの怪しい店です。 店のおやじがいい味出してます。きっと箱の外に出ています。 たぶん。

 

そんなところが、これまたその店の魅力のひとつです。

 

 

さて、豊橋カレーうどん、みなさんはもう食べましたか?



houkinkun at 13:00│Comments(0)TrackBack(0)clip! 

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