October 05, 2009

少しの努力

 

『双方向のコミュニケーション』と言えば、おそらく、ふつうは自分と自分以外の他人とのコミュニケーションを指すということになるだろう。

 

この場合、主体、つまり、自覚や意志をもち、動作・作用を他に及ぼす存在は自分だけではなく相手もという相関関係が成り立つ。

 

しかし、この自分と相手との相関関係から相手の存在を消し、コミュニケーションを取る主体を自分の立場だけで考えた場合にも、同様に『双方向のコミュニケーション』は存在する。

 

それは、自分が相手に対して行うコミュニケーションと、自分が自分に対して行うコミュニケーションという2つのコミュニケーション。

 

簡単に言えば、人に厳しいだとか自分に甘いだとか。

 

これらは振り子のように常にバランスを保とうとする性質がある。

 

位置エネルギーみたいなもんだ。

 

他人に厳しく接しようとすると自分に厳しくせざるをえなくなり、自分に甘くするためには他人にも甘くしなければならなくなる。

 

自分に甘く、他人に厳しく がモットーです! なんて人はあまりいないと思うが、この様な状態、一見バランスが取れていないのではないかと思われるような状態においても実は振り子で考えることができる。

 

自責、他責の考え方で。

 

物事の責任の所在を自分ではなく、自分以外のものへ求め出すと、自分に甘くなり始める。

 

つまり、自分を正当化する見方をし始めるのだ。

 

自分が正しい存在になると、今度は自分以外の存在は非難されなくてはならなくなる。

 

他人に厳しくしている分、通常ならばその分自分に厳しくするところを、他人を非難してバランスを取ろうとし始めるのだ。

 

振り子のふり幅でいけば、自己正当化するエネルギーの分だけ他人を非難することになるということだ。

 

自分に厳しい人の抱える問題点はどんなところにあるのかというと、ストイックに生きることによってストレスや人間関係に歪ができてしまうこと。

 

私はストレスのない世界で生きたい。

 

私は精神的にもっと『楽』に生活したい。

 

そして、もっといろんなことをシンプルに考えたい。

 

シミュレーション上手になって行動できない人になりたくない。

 

≪自分の取った行動に責任を持つ≫

つまり今目の前にある現実は、自分が下した決断の集積であるということを自分の心とグリップしておくということ。

 

主体性のない人任せの人生になんてしない。  したくない。

 

でも、時には行動できないときもある。

 

相手との約束。 自分とのキメゴト。

 

時には守れないときもある。

 

でもそんな時は自分を許してあげよう。  もちろん逃げるわけじゃない。 

 

コメンナサイと素直に謝ってしまおう。 

 

できない自分をかわいいヤツだと思ってしまおう。  

 

他人の見方ばかり気にする主体性のない人生なんてマッピラごめんだ。

 

しかし、企業に代表されるような組織の中ではこの『主体性』という人間本来もたなくてはならない、そして最も重要視されなくてはならないものであるのにも関わらず、経営側や組織風土がその芽を摘み、そして、社員は仕方がないという言い訳をしながら何も行動しなくなっていく。

 

それが組織を腐らせていく。

 

組織内でコミュニケーションが不足している、あんなヤツの下で働きたくない、営業部が悪い、社長が悪い・・・

いつか誰かがやってくれるだろう、私の仕事ではない、彼、彼女がやってくれたら、会社が変われば・・・

 

こういうことは、もちろん組織や企業の話だけの問題ではなく、人間関係の話だから、あらゆる状況に当てはまる。

 

家庭もしかり。

 

◆子供がなかなかおもちゃの片付けをしない。

    『早く片付けなさい!』

    『もう〜 今、やろうと思っていたのに!』

 

◆換気扇の掃除を嫁さんに頼まれた。

    『ねえ、いつやってくれるの?』

    『オレだっていろいろと忙しいんだよ』

 

 

あなたにも同じような経験がないだろうか?

 

いずれやろうと思っている。 今日はやれないが、また今度やろうと思っている・・・。

そんな感情がいつまで経ってもグルグルまわる。

そして結局何もしない。 やらない。

 

やれない自分を正当化し、やらない理由をどんどんと肉付けしていく。

そして徐々に自分の感覚を麻痺させていく。

 

そして結局は何もしないで時が経っていく。

 

やらなくたって別にかまわない。

 

しかし、やらないことで反省や後悔をするならやったほうが良いというだけ。 

それだけだ。

 

後悔というベクトルは自分に向けば自分はダメなヤツだというストレスに変わり、他人に向けば、アイツはダメなヤツだという非難の視点に変わってしまう。

 

少しの勇気と少しのやる気。 最初はそこから始めよう。

 

いきなり大きなことなどできやしない。 

無理せずに自分にできることから始めよう。

 

そうすれば、きっと少しずつ何かが変わる。

 

コミュニケーションは技術じゃない。 心の持ち方こそが重要なもの。

 

もっと自分の心と向き合って自分自身と話し合おう。

 

なぜなら、自分とのコミュニケーションが下手だと、つまりは自分以外の相手とのコミュニケーションが下手になってしまうという振り子の法則があてはまってしまうからだ。。。



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この記事へのコメント

1. Posted by ビールマン   October 05, 2009 22:37
前の会社「ミルク缶をモチーフにした、青い看板」のコンビニエンスストアの本社の本社にいた頃、社長と面談する機会が何回かあってその時に彼がよく言っていた言葉。

事業を行うにおいて、やらない事が最大の損失だ、そしてやらない理由をつけて行動をしない人物は会社にとって不要な人物だ、失敗してもそれが間違いと判った時点で軌道修正をすれば良いし、それが情報蓄積となってよりよい収益を上げる会社になる」(意味はこんな感じ、コメント内容は若干異なりますが)

つまり、結果はともかく「行動を起こす」事が大切ってね。
もちろん最初から駄目だねってのはナシね。

もちろん伊藤さんなら「わかってらい!」なんだろうけど、それをいかに会社の風土にするか、社員教育なんだと思います。

経営と同じ考えの平社員をたくさん作るか。
今時の言葉じゃないかもしれないけどね。

でも私は「会社を盛り上げて利益を上げて、美味しいビールをみんなで飲もう!!」

長文失礼! エ○本情報じゃないけど
エ○オヤジの脳内まとも情報では如何?

次回は短くお下品に??しますよ
どんなネタでも
2. Posted by 田原工業   October 06, 2009 19:15
深いですね。なぜだか自分のことを言われている気がしました。
努力したいと思います。
3. Posted by 伊藤   October 08, 2009 16:20
ビールマンさん

たくさんのコメントありがとうございます。

へぇ〜、○ーそんさんで勤めてらしたんですか。大企業ですね。


経営者と同じ考えの社員・・・

社員のみんなと同じ価値観を持っていたいとは思っています。


それではエ○本情報お待ちしております・・・
4. Posted by 伊藤   October 08, 2009 16:25
田原工業さん

コメントありがとうございます。

そうですか。。。

でも多かれ少なかれ人である限り何か感じる部分はあるのではないかと思います。

感じ方は違っても。

『自分に甘く』ではなく『自分に優しく』がキーセンテンスですかね。

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