July 16, 2009
きもったまぢから
昨日、一昨日と某有名業界紙2社さんから、社長交代にあたり話をきかせてくれと取材要請がありましたので、それをお受けし、会社や私個人の過去と現状、そして未来のビジョンや戦略的な部分においての展望をお話させていただきました。
さてさて、どんな記事になるのやら・・・
ちょっとこれは書かないでくださいねと御願いしてはしゃべるネタも多く、どんな感じにオブラートに包んで記事にしてくれるのか楽しみでもあります。
包まれてなかったりして・・・
と思ったら、すでに今朝の新聞の記事になっているではないか。
早いね。
おおぉ〜悪そうな顔で写真写ってるねぇ・・・
ふむふむ・・・ ほほぉ・・・
・・・ なるほどねぇ・・・
私は、社内でのスピーチはもちろん、採用活動における自社説明会で、毎回会社の理念や価値観やビジョンなどの話を中心に、1時間程説明させていただいていますから、どんな取材を受けても別に問題はない、と思っていたのですが、いざ取材を受けてみると自分の中で、まだ意外に整理できていないこともあるもんだという気付きがあったりして、アウトプットの重要性を改めて認識した次第です。
アウトプットは、さらなるインプットへの引き金になります。
何かをインプットしたまま、それを自分の頭の中の小部屋に閉じ込めてしまう。
さらには鍵をかって、しかもそれがどの部屋のどの扉だったのかさえ忘れてしまう。。。
これだけ変化の激しい時代だと、情報や知識というものはすぐに陳腐化してしまいます。
冷蔵庫の奥の方から期限切れの古い食品が、忘れた頃に出てくるなんてことが皆さんのご家庭ではないですかい?
あ、ない? そりゃ失礼致しました・・・
我が家には冷蔵庫にとどまらず、棚や引き出しの中からも、夫婦そろって買ったことすらすぐに忘れ、賞味期限を2年も3年も過ぎてからたまたま発見されるという、まるで冬山登山で遭難して発見された時には白骨化してしまっているかのような食品がゴロゴロと・・・
情報や知識も同じだと思います。
使わねば、活かさねば、腐るのです。
いや、しかし腐らないものもあります。
それは原理原則論です。
世の中の不変の法則や普遍の原理に関する知識や蓄積された人類の知恵。
しかし、それすら活かされなければやはり忘れてしまいます。
ということは、例えば、 <買ったことを忘れて、再び同じ歯磨き粉をまた買ってきてしまった・・・> とか <レンタル屋さんで借りてきたDVDが、以前見たことのあるものだった・・・> みたいな現象が起きてしまったりするわけです。
ちなみに我が家ではよくある現象です。。。
そんなことは日常チャーハンなのです。。。
逆に忘れてしまうからこそ、良い本などは何度も何度も読み返すことが必要なんだということも言えますけどね。
忘れずに自分自身の知恵にするためには、やはり実践、実行、つまり知識を活かさなければならないのだと思います。
行動を伴なった自らの経験が見識。
そしてその経験に裏打ちされた行動力、すなわち胆力(胆識)を培うことこそが人を成長させていくのだと思います。
情報の集積、経験の蓄積、それこそが人に自信を与えます。
例えるならば兵器力や武装力。
水鉄砲よりもマシンガン。マシンガンよりも戦車や戦闘機。ちゃんちゃんこよりも防弾チョッキ。
だからこそ、行動する勇気を持つために、つまり胆力を養うためにもやはり学びが必要なのだということに結論付けられるというわけです。
知識とは考えること、見識とは実際に体験・経験すること。そしてそこから得た情報や見聞に裏打ちされた実行力が胆識。
理論武装して物事に突き進んだ結果、間違った結果を生む事だってあると思います。
世の中はセオリー通りではないからです。
しかし、失敗から得た知識や経験も知恵を生むひとつの要素と成り得えるのです。
あたまでっかちでもダメだし、かといってやりっぱなしで考えない人もダメ。
自ら学ぶ姿勢を保ち、そして内なる基準を明確に持った上で自信を持って判断し、実行する。
目的・目標・ビジョンが持てない人には学ぶ姿勢も生まれないし判断基準も生まれません。
ということは必然的に胆力、すなわち実行力は備わらないのです。
なぜ動けないのか?
なぜ行動する勇気を持つことができないのか?
弱虫毛虫・・・
自信と勇気を培おう。
そして未来を切り拓き、道を作ろう。
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この記事へのコメント
半年振りにお顔拝見しましたが
少し緊張してたみたいですね。
ご活躍期待しております。
コメントありがとうございます。
そぉですか・・・
見てしまいましたか・・・
敬三さんのご活躍も期待しております。