December 14, 2008
帰還兵
恥ずかしながら、生き永らえて帰って参りました・・・
南方より帰って参りました・・・
プライベートの旅行で休みをとったのは新婚旅行以外でははじめてです。
いや〜、ありがたいことです。 感謝感謝。
家族旅行です。
単身、東南アジアへ赴いたわけでもなく、2号さんとお出掛けしたわけでもありませんよ。
うるさいのです。 どうにも行きたがる人がおりまして、ほいじゃ、オメーが全部手配せれ、ということで旅行当日まで私はほぼ関与しておりませんでした。
行先すら、一週間前まできちんと知りませんでした。
いや、聞いたとは思うのですが、右耳から左耳状態で、南の方角であることはなんとなく分かっていたのですが、たいして気にすることもなく当日を迎えてしまいました。
予想通り、子供の世話が中心で、帰ってきた今も、なんだか行ってきた実感があまりありません。
披露感は残ってますが、記憶や思い出は・・・
いや、それでも子供たちとこんなに長く一緒にいられることはあまりないですから、特に下の子の成長の速度の速さと言いますか、気づきも多く、楽しい時間を過ごすことができました。
上の子には「こら」と「いかん」をあわせて3万回ぐらい言いましたから、たぶん今、日本で一番上手にそれらの言葉を使い分けることができると思います。。。
横井さんが28年もの間潜伏していたその南国の島は、現在、島民の6割以上が観光産業に従事し、観光収入の9割以上が日本からというぐらいですから、言葉の心配はほぼないし、だいたいどこへ行っても日本人だらけで外国にいる気があまりしません。
今の豊橋、かなりインターナショナルだから、へたしたら日本にいたほうが外国の方が多いぐらいじゃない?ってのは言い過ぎか。。。
今回は携帯電話を持っていきませんでした。
いつもあるべきものがない状態では、改めて携帯電話やインターネットでつながっている希薄な《人のつながり》を感じるものです。
持ってはいきませんでしたが、現地で手配はしました。
ですから、こちらからかけなければ基本的にはかかってきません。
いざとなったら、電話できるという安心感はあるものの、最初はやはり不安や不便さを感じます。
だから、現代社会の便利さにいかに依存しているかということや情報伝達手段のことについて改めて考えざるをえない状況に強制的に陥ります。
日本にいて、自宅に携帯電話を忘れてしまったという状況とは違いますから、非常に孤独感を感じます。
これが一人旅で、携帯は持ち歩かず、なんて状況だったら尚更です。
だから、自分探しの旅に出かけるなんてよく言うんですよね。
《人とのつながり》は欠かせないものでもありますが、一方では煩わしいものであったりもします。
狭いコミュニティーの中で対人関係に疲れちゃったり、人生改めて考えちゃったりしてる人は、一度今あるつながりをシャットアウトしてみることも大事なことなのかもしれません。
離れてみてわかる何かが見つかるのかも。。。
私の場合、国内でもそうですが、旅行にいくといつも困るのが、金銭感覚と満腹中枢が麻痺してしまうということです。
買って帰っても、これは果たして喜んでもらえるのだろうか、と思うような土産物や、なんだかよく分らん食べ物をせっかくだからと買ってみたりと、無駄遣いを繰り返します。
また、アルコールを摂取しすぎたり、ホテルのバイキングで必要以上に食べてみたり、それからインターバルも少ない毎食ごと、フルパワーで食べてしまったりと、どこかの神経がプチンと切れてしまい、帰路に就く頃にはすでに10kgぐらい増量してんじゃないかと錯覚するぐらい体が重くなっているのです。
脳みそさんは、そろそろお腹いっぱいですよーとシグナルを送っているのにも関わらず、もはやKYで鈍感な胃袋さんは傍若無人に振る舞い、手をつけられません。
こんな胃袋さんでは、わが社の《思いやる心をもつ》なんて理念を実践することができません。 ・・・?
あー、からだがおもい・・・
小錦さんや曙さんで分かるようにポリネシアンだかミクロネシアンだか分りませんが、現地の方々は大柄な体格で大食漢が多い。
そこまでお肉がつくんだねぇ〜、という人たちがいっぱいいてビックリしました。
女性にダイエットなんて概念は全く存在しないと思います。
だってみなさん、お腹にお肉の浮き袋がついてますからねぇ。
マーク・ハントやレイ・セフォーなどのサモアの人たちとはちょっと系が違うのかもしれませんが、チャモロといわれる現地住民の男性たちはものすごく屈強な体つきをしています。 顔も。 だからちょっと怖い。
でも人なつっこい。
そして、島民にとっての時間もゆったりと流れている印象を受けました。
しかし、細かいことに気を使わないからか、町もきれいじゃないし、いろんなことが大雑把だな・・・というような気もしました。
ひとなつっこい性格からなのか、サービスに対してそういう教育を受けているからなのかはわかりませんが、満員でもないし、回転率を考える必要もないのに、お店の給仕係さんはずっとこちらの一挙一動を観察しています。
それも間近で。
仕事がないのか、暇なのか、どいつもこいつも空いた皿を片づけるのに命をかけているのです。
かなりの至近距離からめちゃめちゃ見られて、ひどいときには私が箸を置き、椅子の背もたれに背をつけたと同時に皿を回収です。
おいおい、食いにくいわ。
島の人々の明るさと笑顔には携帯などの文明機器が発達した現代でも、以前のアナログだった時代の《人とのつながり》を感じることができた気がします。
しかーし、
残念ながら、せっかくの南国、帰り際に数時間太陽が出た程度なので、プールは寒いし、海は濁ってるし、部屋はクーラー効き過ぎで(部屋で調整できません)風邪はひくし、おまけにトドメで、帰りの高速道路では疲れからかボーとし過ぎてスピード出ちゃいまして、ピカッと何かが光っちゃうし、バタバタした記憶しか残ってないようなそうでないような・・・
今はただクロヤギさんからお手紙さんがこないことを祈るばかりです。。。
ところで私はどこへ行ったきたのでしょー?
分かりましたか?
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この記事へのコメント
どこ行ったかわかったどー
たのしかったかー
コメントありがとうございます。
>たのしかったかー
ボチボチです・・・
コメントありがとうございます。
いやじゃ・・・