October 15, 2008

明るい仲間

 

今回は、一部の人向けのネタ及び報告として記事にしました。

チュマランナ〜・・・ ネムクナルワ〜・・・と思った方は、すっ飛ばしちゃってください。

 


近々、わが社に新しい仲間が増えます。

まずは倉庫の作業員として頑張っていただきます。

 

男の子です。

年齢を聞いて驚くなかれ、ナ、ナント弱冠15歳!

 

ん〜若い。。。

ハッキリ言ってまだ子供です。 ちょっと前まで中学生だから、世の中のことなんも知りません。

 

いきさつはいろいろと・・・

いやいや、実のところぜんぜんありません。 簡単なものです。

 

頼まれたんです。 私がよく行く飲み屋のおかーちゃんに。

 

私はおかーちゃんと呼んでますが、家族構成的に言えば、おばーちゃん。

そう、孫です。

 

家族ぐるみで商売してる飲み屋さんで、孫達もいつもちょろちょろしてるし、お父さんもおじいちゃんも普通に店で晩酌しています。

だから、私も家族みんなの顔を知っています。

 

ウチの子供も一緒になって遊んでもらえるので、安心して飲めるステキなお店です。

 

私がこのお店を好きなのは、ここの家族たちの心が素直であったかいからです。

 

言い方は悪いけど、はっきり言って生活はビンボーです。 不器用です。 正直なところ、商売で儲けようと考えているのかいないのか分かりません。 

それでも笑顔が絶えず、愛情あふれています。

 

そして子だくさんです。

おかーちゃん(おばーちゃん)は6人子供を生み、長男(ちょろちょろ孫たちのお父さん)は5人の子供を授かっています。

豊橋を離れ、遠くに住む子供や、若干名行方不明者もおりますが・・・(笑)

 

長男の奥さんが店を手伝い、子供から孫からいつも出入りしてるもんだから、いつも賑やか。(ばーちゃんたちは店に住み、長男一家は店のほぼ隣に住んでます)

 

で、今回、その孫のうちの1人を頼まれたわけです。 

 

完全なる縁故採用ですね。

基本的に私はあまり縁故採用は好みませんが、今回は別もんとして考えています。

 

出自もよく分からず、紹介する本人も、その人のことを知らない状態で、『まーとりあえず頼むわ』なんてことが一番に困ります。

例え、会社が欠員している状態であっても、そりゃすぐにいいですよとは言えないです。

一定の基準をクリアしていなければ、申し訳ございません、と言うしかない。

だけど、頼まれた人の体裁もあるだろうから、そんなことでも気を揉みます。

 

でも今回の『弱冠15歳くん』には、弊社の基本的価値観『他を思いやる心』を持っている子だと私自身が感じているし、現状足りないものだらけですが、これから補えば大丈夫だと判断しました。

足りないものは経験。

学歴なんかは全然関係ないし、あとは仕事での成功体験が彼の人格を作っていくものだと信じています。

そして、採用を決定した時点で、私にも、そして会社のみんなにも彼の今後の人生に対して責任が発生したわけです。

 

簡単に引き受けたわけでもないですが、あまり考え込んでいてもしょうがない。

人と人とのつながりにおいて、杓子定規な考え方やセオリーなんてものは一切通用しない。

そこはまさに野生の勘。 直感力がものを言います。

最終的には自分の勘を頼りにして決断するしかないと私は考えています。

 

ん? 神頼み?

 

● この人はいつもニコニコでいい人だ、だけどすぐに人を騙す詐欺師のようなヤツだ・・・ 

● こいつは愛想が悪くてイヤなヤツだ、だけどほんとは心優しい人なのだ・・・

 

付き合ってから、分かることもあるし、逆に言えば付き合ってみなけりゃ分からないこともたくさんあります。

 

だから、採用は本当に難しいと思います。

入り口の部分で、本当に人の本質が見抜けるかと言ったら、正直無理です。

そこで、採用基準として、ある物差しを使うのが有効なのだという認識が最近になって、またさらに深まってきました。

それはわが社の価値観を認めてもらった上で、入社してもらうという方法、つまり、いわゆる理念共感型採用というもの。

 

そして、それがより行いやすい土壌は、新卒者のウヨウヨいる市場にあります。

新卒者採用が重要と言われる所以です。

 

他にも新卒者採用が重要な理由はいくつかありますが、短期的な視点で見れば中途採用に比べ、リスキーな点が目立つために反対したくなる人もいっぱいいるでしょう。

しかし、私は採用は長期的戦略として捉えています。

 

中途採用も時に必要です。

しかし、会社の構造改革と欠員補充とは別物で考えなくちゃいかん。

 

価値観で凝り固まってしまう前の、それから、家庭や家族のために自分の生き方が制限される前の人材を採用するということは、弊社のような田舎の中小企業でも優秀な人材が獲得できるチャンスなのです。。。

 

だから、わが社は来年も再来年も新卒者採用を行います。。。

 

 

さて今回の結びとなりますが、

『弱冠15歳くん』の経歴書も社会経験もほぼマッサラな状態という点においては、新卒採用とあまり変わりないと思いますが、彼は大卒者と違って絶対的に人生経験がありません。

 

おかーちゃんは、弱冠くんに対し、しきりに長く続けておくれ、頑張っておくれと言葉をかけていました。

 

しかし、若さ故、ちょっとしたことで挫折し、いやになってしまうかもしれません。

同年代の子がいない職場で、対人関係に悩むかもしれません。

 

そんな彼に対して、今後、仕事面はもちろんのこと、生き方の教育も含め、全社体制でどう彼の人生に関わっていくか、またそれ以前に私自身がどう関わるべきかということも含め、勉強して行かなくてはならんなと思う今日この頃なのでありました。。。



houkinkun at 13:26│Comments(6)TrackBack(0)clip!お仕事 

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この記事へのコメント

1. Posted by ぽにょ   October 17, 2008 06:49
15歳・・・定年が60としてあと45年働くのですね。おそらく今後65歳が定年になると思うので50年間ホウキンで働く可能性がありますね、すごい。ところでその後、鉄スクラップ価格は下がり続けていますがやはり価格は反転するという見解は変わりませんか?ご返答お願いします。
2. Posted by 伊藤   October 17, 2008 10:53
ぽにょさん

コメントありがとうございます。

スクラップの価格が下がっていますねぇ。

金融不安、世界経済に対する先行き不透明感などを勘案しますと、はっきり言ってなんとも分からん状態になって参りました。

以前も申しましたが、価格の変動は国内の要因よりも世界経済の動向で決定されるプロセスを辿っています。

また、製品の値段と市中価格ですが、スクラップを主に使用する製品は実際弱含みになっていることは間違いありません。

しかし、鉄鉱石を主原料として鉄を生み出す高炉メーカーの姿勢は依然として軟化せずに強気のままですし、高炉系の電炉メーカーも製品価格を下げるような動きはございません。

実際、我々問屋業界でも、高い値段での契約分の製品がどんどん入荷してきていますが、今後の景気の動向と需給のバランス如何では、赤字覚悟で価格を下げざるを得ない状況も覚悟しております。

ということで微妙なお返事となってしまいますが、現状では『ショージキ、ワカラン・・・』てなことになってしまいます。。。スミマセン。。。
3. Posted by ぽにょ   October 17, 2008 13:31
5 今回も解りやすい返答ありがとうございます。これからもブログの更新がんばって下さい。また立ち寄らせていただきます。
4. Posted by 伊藤   October 17, 2008 17:55
ぽにょさん

コメントありがとうございます。

更新、苦しみながらなんとかやっていきたいと思います。。。

またいつでも立ち寄ってください。
5. Posted by やあくん改名 ビールマン   October 17, 2008 20:35
5 「じーん」と来ました。
1社目は会社の倒産により。
2社目は家庭の事情により。
転職をして現在3社目のビールマン

よくもまー41のオヤジを採ってくれた
と思っています。

でも、きっとこの先も自分に限界を作り
たく無いので、今の会社の経営の考え方
がおかしくなったら、転職するんだろうな。

会社にいるときは会社に一所懸命、自分磨き
でもOFFは自己啓発で自分磨き

15歳くんがいつどこでも自分磨きを
続けられるようにする、大人を作る。

人の成長が最終的には会社の成長だから
伊藤さんガンバ!!
6. Posted by 伊藤   October 18, 2008 18:32
ビールマンさん

コメントありがとうございます。

危うくまた見過ごすところでした・・・

そうですか、転職されたんですね。

新しい環境には馴染めましたか?

>人の成長が最終的には会社の成長だから
伊藤さんガンバ!!

ありがとうございます。
まずは自分がちゃんと成長したいと思います。。。

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