April 25, 2008

てつ


『鉄』は金を失うと書きますから嫌う人もいます。

 

『鉄』の旧字体   『鐵』   

 

〜 鐵は金の王なる哉 〜

 

金 ・ 王 ・ 哉 に分解できることから本田光太郎さん(1870〜1954) がこう評しました。

 

本田光太郎さんは、我々の地元、三河は岡崎市のご出身で、物理学者・冶金(やきん)学者です。

日本の冶金学と磁性物理学の開拓者で、KS磁石鋼といわれる当時最強の永久磁石の発明など、金属の物理的研究に多くの業績があります。

 

無類の実験好きとして知られ、自身が指導している研究者に対しては、毎日のように実験の進行状況を

「どおだぁ〜ん」

と三河弁で確認していたらしいです。

 

いいですねぇ、三河弁。

でもたまにテレビで、何かの街頭インタビューなどで、三河人がマイクを向けられ答えている姿は、あまり美しくないと感じてしまうのはなぜだろう・・・。

 

言葉自体としては、やっぱりきれいではないんですよね。 名古屋も三河も。

 

関西弁のように愛嬌があるという感じでもないし。

 

だらぁ〜     だでぇ〜  

 

それでもやっぱり私は三河が好きです。

 

 

 

おかね、すなわち銭としての金を失いたくないのはもちろんの事として、人類の歴史は金属獲得の歴史でもありました。

てつをはじめとする金属を獲得し、制する者(お金もね)がその時代ごと、地域ごとに世の中を制してきました。

 

現代では、金属のマーケットの価格指標が景気の動向を握る大きな鍵となります。

ですから、この高度経済社会、やはりいまだに金属の流れを制する者が世の流れ、まさに大局を制するという意味においては今も昔も変らないのかもしれません。

 

金(鋼材)を失う、鋼材がなくなる、品薄になる・・・という観点でムリヤリ『鉄』という字に結び付けますと、現在、特に鋼板類の在庫率や入着状況が非常に悪く、とりわけ、厚板、酸洗品の品薄感がどの地区においても高くなっています。

 

また、先日の東京製鐵さんの製品単価一律トン当たり1万2千円値上げという来月販価の発表を受けて、市況が即座に反発、さらに各高炉メーカーさんの6月以降、3万円近くの価格提示が予測される中、今後もさらに市中価格が急ピッチで続騰していくことは完全に避けられない様相を呈しています。

 

数年前の市況の停滞時を考えれば、もはや完全に鋼材価格の基準がマヒしています。

鋼材は、もちろん相場品種なので、そもそも基準などないのですが、それでも・・・という思いは強いです。

 

 

★ サプライヤーとしての供給責任だけは失わないよう、間に合う会社を目指してまいります。

 

 

てつ



houkinkun at 19:03│Comments(0)TrackBack(0)clip!お仕事 

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