January 2011
January 29, 2011
交渉人
私は人を怒らせる天才かもしれない。
会話をしていると、みるみる相手の態度が変化していく。
エアバッグのように箱が爆発して、相手をスッポリとその中に入れてしまうこともあれば、またある時には、パタパタパタと折りたたみ式の箱が徐々に体を覆っていく様を見ることもある。
相手が箱に入っていく様子が、まるでビジュアル化されているように見えてしまう。
もともと相手の持っている箱が、私の持っている箱に刺激されて表に現れる。
潜在化した意識が顕在化される瞬間。
自分がイラってしていて、相手に噛みついているときは、自覚症状があるからまだ救われる。
つまり、自分は箱に入っているな、と理解して行動しているわけだから、その後の相手との関係性がどうなるかは、覚悟の上での行動だ。
でも、先述したように、自覚なく、いつの間にか自分が持っている病原菌を自分自身が撒き散らしていることがあるわけだ。
だから、
え? 何でそこで箱に入るわけ?
おれ、そんなにひどい事言った? もしくはした?
謎が深まる・・・
しかし、手綱を手繰っていけば、必ず原因にぶち当たる。
そこには、悪そうな顔をしたヤツがいて、箱を懸命に守ろうとしている。
そいつの顔はやっぱりオレと似た顔をしている。
自分の持っているたくさんの箱からおさらばするためには、このオレに似た顔をした箱の番人たちから、さようならしなくてはならない。
自分が接している相手が箱に入った時こそがチャンス。
それこそが、箱レーダーが番人たちの存在に反応したサインだからだ。
そもそもの原因は相手にはない。
相手が箱に入った事実などは、どうでも良い事で、箱に入れてしまった私自身の箱に目を向けなくてはならない。
相手の中に自分を見る。
目の前にいる人は、鏡。
鏡に原因などあるはずがない。
そこに映り込んだ自分自身こそが実存であり、実体。
あ、いた・・・
自分の持っているたくさんの箱を守ろうとする番人たちをまた見つけてしまった。
「そろそろ引退してください」
この交渉は、生きている限り、きっと果てしなく続く・・・
でも、なるべく減らしていきたいものだと思う今日この頃だ。
January 26, 2011
濡れた子犬のように
昨日、アービンジャーの陶山代表から、爆笑しながらも非常にためになる話を聞いた。
キーワードは、「濡れた子犬」だ。
「濡れた成犬」だと、ニオイがかなりきつそうで、本場のとんこつラーメン店から漂って来そうな異臭を放ちそうだから、イメージは≪臭そう≫になる。
だけど、子犬は違う。
≪かわいそう≫だ。
雨降る中、路上に無造作に置かれた段ボールの中に、濡れた子犬が震えていたら、多くの人が放っておけない感情を抱くはずだ。
そう、我々には良心があるからだ。
子供だったら、間違いなく家に連れ帰って、お母さんとバトルになることが、容易に想像できる。
子供の感情は素直。
世話が大変、動物はすぐ死ぬ、などと、大人のように余計な考えが頭を横切らない。
で、昨日の話の本質は、どこにあるか。
箱では、この場合、子供の視点で話が進む。
つまり、良心を裏切らず、行動に移すということをテーマにするわけなんだけど(実際に飼える、飼えないの議論はここでは無視)、昨日の代表の話は犬の視点だったから面白かったわけだ。
〜俺たちも、子犬になろう〜
他人の良心をくすぐる、放っておけない人になれば、俺たち生きていけるぜ!
こういうことだ。
普段からの在り方を考えなければ、いざという時、子犬にはなれない。
かわいそうだと思われようが、憐れんでもらおうが、いざピンチを迎えた時、周囲に手を差し伸べてもらった人は次のチャンスを迎えることができる。
しかし、謙虚さなく傲慢でいたり、格好つけていたり、正直でなかったりすることや、普段の周囲との人間関係如何で、段ボール箱の中身は変わってしまう。
本当に「箱」の中の人は、孤独になって誰からも手を差し伸べてもらえない。
だからこそ、かわいらしい犬のような人でいたほうが良いわけなのだ。
かわいらしい濡れた子犬のようになりたくない?
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January 24, 2011
January 18, 2011
怒らなくなります
売れ行きNO.1だと近所の本屋に陳列されていた「怒らない技術」という本を立ち読みした。
中身は、ほとんどが、どこかで見たような言葉の寄せ集めで、目新しい言葉もなく、さらっと読めたけど、何も残った気がしない。
技術というわりには、大した技術も書いてなかった。
私は過去、諸刃の刃と言われるほど、イライラカリカリ、すぐに切れてしまう短気な人間だった。
そんな私があまりイライラしなくなったのは、間違いなく「箱」のおかげだと思われる。
しかし、「箱」は技術の話ではない。
いや、視点の転換法でもあるから、技術と言えば技術かもしれない。
ということで、結論、「箱」を知れば、解決できることがほとんどだな、と、改めて「箱」の良さを再認識させてもらえたというのが読後の感想。
「箱」と同じような説明が曖昧な表現でされている箇所もあった。
しかし、「箱」の概念は、非常にロジカルだ。
そんな読後感なんだけど、1位になる理由が知りたくて、家に帰ってから、ネットでアマゾンのカスタマーレビューを見てみた。
やっぱり酷評されてる・・・
当たり前のことしか書いてない、中身がない、自分の考えが何一つない、などと辛辣な言葉で書きなぐられている。
「技術」と言うわりには、逆に感覚的で抽象的な表現に終始していることや、結論的に、怒らないようにするためには、努力や根性で何とかしろ的なニュアンスで読者に伝わってしまってることが酷評されている原因だと考えられる。
この本のターゲットが、そもそもタイトル通り、怒りっぽい人たちだから、内容に納得感がなければ、こういう結果を招いてしまうんだろうなということが容易に想像できる。
ということは、逆に、内容に納得感と再現性を得られるものを与えることができれば、同様のエネルギーで高評価を得たのではなかろうか。
つまり、内容次第で、べた褒め状態に成りえたと言うことだ。
心の問題を扱う内容の書籍は、万人に好まれるということはまずない。
ほとんどの人に、ほぼ適用可能であるという状態を作り出すことは、難しい事だけど、しかしながら、「箱」はまさにべた褒め状態と言っても過言ではない。
アマゾンのカスタマーレビューの数が他の本に比べて、半端なく多く、しかも7割を超える人たちが星5つをつけている。
星4つまで入れれば、ほぼ9割になる。
ということは、ほとんどの人が内容に納得し、その価値を認めていると言ってもいいじゃなかろうか。
星の少なくつけている人は、読み辛さと読解性を指摘しているが、それもあくまで少数派。
しかし、この点においては、まさにセミナーが完全に補完してくれる。
セミナーでは、本では読解できなかった人にも、「箱」の本質がわかる設えがされている。
今回読んだ本ではないけど、知れば怒らなくなりますよ。
でも、もし、怒れちゃって、金返せ~ と言いたくなったら返金保障制度もありますからね。
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January 17, 2011
真の世界平和とは
世の中には、立派な人はたくさんいるもんだ。
国を憂いて政治の世界に志す、世界に目を向け、途上国へボランティアに行く、絶滅危惧種に指定された動物保護のために東奔西走する。
【義】だね。
私のような人間には中々できない素晴らしい活動だ。
だって、オレなんか、近場の人たちすらも幸せにできているのか疑わしい。
小さなこともできずに、大きなことなどできやしない。
マザーテレサさんは、世界平和に必要なことは何かと尋ねられて、【家に帰って家族を大切にすること】だとこたえられたそうだ。
ガーン・・・
反省の毎日。
人は、遠いところにすぐに目が行ってしまう。
印象の派手なところに目がいってしまう。
でも、注目すべきは意外といつも近くにあるものだ。
灯台下暗し。
家庭も職場も一緒。
親しき仲にも礼儀あり。
職場においては特に大切にしたいこと。
立場の近い人に礼儀を尽くせない人は、遠い人にだってできやしない。
常に気遣いすることや、他人を思いやっていなければ、格好つけたところで普段のような態度がすぐに出てしまう。
ボロが出てしまうというやつだ。
【仁】だね。
【仁義】は儒教で中核をなす教え。
【礼智信】を足して五常の徳。
【忠悌考】を足して八徳。
論語の中にはたくさんの徳目が書かれているそうだけど、孔子さんが最も大事にしていたことが【仁】、つまり、真心と思いやりだと言われている。
また、【仁】は【礼】に則って実践されなければならないとも言っている。
「箱」の話を知れば、このあたりのことが整理される。
それに大きなことよりも小さなことの積み重ねが大事だということも教えてくれる。
~自分の小さな「箱」から脱出する方法~
自分の大きな「箱」ではなく、小さな「箱」から出ることで自分の周囲が変わっていくことを知ること。
それが、世界平和につながる第一歩なんだな。
だから、自分の「箱」から出ることが、世界を平和にする第一歩目だということをマザーテレサさんの代わりに代弁しておこうと思うの今日この頃なのだ。
世界を平和にしてみない?
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PS:
今日は朝、路面凍結で、本気で車ぶつけるかと思いました・・・
方々、救急車のサイレンの音が鳴り響いていました。
事故に遭われた方、ご愁傷様です・・・
皆様の地域ではいかがでしたか?
我が家の母子合作
January 13, 2011
ゴキゲンは世界を救う
どーもどーも、みなさん、こにゃにゃちは。
最近、鉄の人じゃなくなったと言われている伊藤です。
「箱」の印象が強いせいか、「てつ」の会社の社長であるということを、社員すら忘れているんじゃないかと心配になっている伊藤です・・・。
いやいや、鋼材の話にも、ちゃんと対応できますから、ご心配なくっ!(笑。
さてさて、そんな「てつ」の会社の私ですが、今年は年頭のご挨拶でも述べました通り、うさぎさんの如く、ぴょんぴょんと飛びまくる飛躍の年にしたいと考えています。
鋼材販売はもとより、「箱」を展開させることにも、さらに力をかけて行きたいと思っています。
昨年まで、私はずっと内部の統制を図るため、組織構築と人材開発に重点的に力を入れてきました。
これは、別にお金をかけてきたというわけではありません。
そんなお金はございません。
社員教育は、お金をかければ良いというものではありませんし、そもそも、かけたところで成果が必ずしも出るとは限りません。
私がかけてきたものは、お金ではなく、私自身の熱意とエネルギーです。
その甲斐あって、社員の一人ひとりのハートと習慣に「箱」の考えを落とし込むことができたと思っています。
結果、組織として大きな変革を起こしました。
というわけで、ほぼ社員同士や社内の人間関係における問題での心配や悩みはありません。
後は、みんな在る程度、自動的に行動してくれると思っていますので、これからは、いかに「箱」の考え方を外部の方々に知っていただき、外部とのつながりを作っていくかということが、私の今年のミッションです。
やりたいことが目白押し。
「箱」の世界を広げる。
正直なところ、私は「箱」の話をしなくても、どうすれば会社が変わるかというような、リーダーシップや組織構築の話はできると思っています。
しかし、それだけでは、所詮、数多あるビジネス書などに書いてあることの寄せ集めのような体裁になり、伝える力が弱くなってしまうでしょう。
「箱」には、様々なことを変える力が秘められています。
2011年、私がやりたいこと。
名付けて≪ゴキゲンプロジェクト2011≫!!
ゴキゲンは世の中を救います。
三河から元気を発信して参りたいと思います。
ねぇねぇ、そこのあなた。
来たほうがいいんじゃないの?
人生が変わる2日間。
本当に変わりますよ。
何もかもが。
嘘だと思ったら来てみてね。
↓
ファシリテーター仲間のしんちゃんがブログで紹介してくれましたョ!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://ameblo.jp/project121/entry-10763854397.html
January 10, 2011
ステキな未来
毎日ニュースになるような大変な事件が起きていますね。
他人の人生に対して、あまりに悪い影響を与えてしまう人は、もちろん法律で罰せられることになってしまいます。
罪は法律で罰せられるだけではなく、社会からも非難されることになってしまい、肩身の狭い思いの中、生きていかなくてはならなくなります。
何より、その後、自分自身の内面と向き合わなくてはならないことになり、自らの良心からも罰せられることになってしまいます。
稀に、犯罪を犯した後も、何も感じない人がいるようですが、ほとんどの人は大いなる反省の中、余生を送ることになります。
たとえば、ひき逃げしても自首する人が多いのは、良心の呵責からという理由が大きく影響しているでしょう。
それと、もうひとつ、日本のひき逃げ事件の犯人検挙率が非常に高いということから、逃げきれないのではないかという未来に対する不安も大きな理由になるでしょうね。
未来に不安を感じ、自首しようと思うということは、現在の行動は未来に影響されていることになりますね。
でも、事故ではなく、事件になるような犯罪のほとんどは、『今』という目先の感情で一喜一憂し、他人の人生をむちゃくちゃにして大変な未来を作ってしまいます。
事故だと思われることも、そもそも原因は自分にあることが多いのですが、それを逆恨みしてしまうことが多いのも現実ですね・・・。
結論、『今』を上手にコントロールすれば、良い未来が作られるということになりますが、でも実は反対なんですよね。
先に未来を作らないと今ができない。
未来を見ていないから今しか見えないわけです。
だから、どのように自分をセルフコントロールしていいかわかりません。
今の感情だけが未来への選択肢になってしまいます。
現在の視野が狭いとステキな未来は作ることはできません。
どんな人でいたいのか?
どんな未来を作りたいのか?
ステキな未来をつくるために。
これこれ ↓
January 07, 2011
占now
久々更新です。
みなさん、年末年始、どのように過ごされましたか?
私は例年のごとく、飲む機会が多く、お酒にずっと浸かっていたような有様です。
毎年思うのですが、確実に、この時期寿命を縮めている気がします。
もう当分お酒なんていらない・・・ と思うのですが、年明けまだまだ解放されそうにありません・・・。
仕事は全開、お酒はホドホドでいきたいと思います。
さて、5日、わが社では新年総会を行いました。
社員一人ひとりが、年頭の挨拶を行います。
昨年度の振り返りをしつつ、今年の抱負を述べます。
新春を迎え、心新たかにリセットし直すことで、餅食べ過ぎ、酒飲み過ぎのブヨッとした体が、少しピリッとします。
そして、総会が終わり、さらにピリッとしようと、私と部門長とで、敬神大教会さんへ御祈祷をしてもらいに行きました。
賽銭箱がありましたので、神様に賄賂です。
たくさん入れれば御利益も大きいだろうと、欲深く小銭を奮発しました。
ついでに今年を占うことにし、おみくじをひいたら大吉でした。
ということで、あっという間に賽銭の御利益は終わりました。
昨年も大吉でした。
大吉しかないおみくじなのかな?
いやいや、でも本当に昨年は良い年でした。
ちなみに、タムチさんは「恋みくじ」なるものをひいていました。
中吉だったみたいです。
中途半端の吉で、「中吉」と言います。
中途半端ではありますが、そこそこの吉ということで、ご縁がありそうだ的なことも書いてあったらしく、彼はフラダンスしていました。
ま、フラダンスは冗談ですが、しかし、我々に若干の光がさしました。
なぜ、我々かと申しますと、タムチさんの嫁取りは、私の長年の懸案でもあるからです。
御祈祷の後、タムチさんの嫁取りを神主さんにも占ってもらいました。
そしたら、驚くことに、すでに「キテマス」と。
おおおおお~っ
一同驚嘆の声です。
タムチアキチト。
今年の4月で39歳。
何かが起こる予感です。
5年ほど前、社員旅行で行った台湾で、有名な占い横町に行って、タムチさんの未来を占ってもらったことがありました。
そのときには、36歳で何かがあると言われたのに、結局何もありませんでした。
私は、もうタムチさんは一生結婚できないのかと半ば諦めかけていたのですが、実は、タムチさん曰く、36歳ではなく、39歳が本命の年だったらしいのです。
タムチさんの横で、ややこしく横やりをする私が、39歳では遅すぎる、もっと早くならないのかコンニャローと、占い師にリクエストしたところ、それじゃ36歳でという、何ともテキトーな返事をしたというのです。
そんなことはすっかり忘れていましたが、どうやら、それを私自身が真に受けていたということだったらしいのです。
ですから、本当は、タムチさん自身は、39歳を虎視眈々と待ちに待っていたというわけなのです。
~ラストイヤー・オブ・タムチ 嫁取りの陣2011!!~
ラスト?
ちがうちがう、いやそうそう、いやいや、まーどっちでもいいですが、彼には幸せになってもらいたいものです。
まだ見ぬ、いや、すでに見ているのかもしれない未来の奥さんに、今からタムチ以上に期待感バリバリです。
タムチの嫁さん、出てこいや!と高田延彦さんばりに声高らかに今年一年の幕開けしたいと思います。
今年は、良い年になりそうです。
タムチの嫁取りという悩みからも解放される良い年なのです。
ハッ (´д`;) タイ人のスズキがのこってる・・・
楽しい一年にしたいと思います。
January 01, 2011
ご挨拶
賀正
新年、あけましておめでとうございます。
昨年は格別 の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年も社員一同、皆様にご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、何とぞ昨年同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。
さて、2010年の年頭のご挨拶に『進化』を掲げ、我々は、常に変化を意識しながら前進してまいりました。
2011年は『飛躍』の年と位置づけ、さらに『進化』を継続させてまいります。
築いた土台の上に何を積み上げるかを考えてまいります。
我々は我々の≪在り方≫を考えながら成長してまいります。
皆様のご健勝と益々のご発展を心よりお祈り致します。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
尚、新年は1月6日より平常営業とさせて頂きます。
平成23年 元旦
株式会社ホウキン
代表取締役 伊藤彰記